いつの日か必ず、大好きは場所、レストラン、友人とサヨナラする日がくる

こんにちはLavenderです。

 

今日は、

脳腫瘍が見つかり、

ステージ4になった...😭。

 

と、分かった翌日、

長野県に行って来た話です。

 

必ず、好きな風景、レストラン、友人とサヨナラする日が来る。

 

自分がまだ、

健康だと信じていた頃、

 

年老いて来た夫の両親と、

四人で暮らすために、

 

長野県の安曇野辺りに、

平屋の家を建てようと考えていました。

 

あっちこっちの、

住宅展示場を、夫と見て歩き、

 

あるハウスメーカー

行き当たりました。

 

石川県に住んでいた頃、

 

夫の、

上手い誘いにまんまと引っ掛かり😅、

 

気づくと、

山登りが好きになっていました。

 

出来れば、

日本アルプスが家から望める、

長野県の安曇野辺りに家を...。

 

夫と、

美しい山並みや、

風景を楽しむ老後を夢見るようになりました。

 

そして、

小さくて良いから、

庭を持ち、

 

バラ、クリスマスローズ

紫陽花やハーブの手入れをし...

 

ブルーベリーや、

ラズベリーをその場で摘まみたい...。

 

家は、

義母の足の事があり、

 

平屋にして、

車椅子で室内を移動出来るようにと、

考えていました。

 

手すりの位置や、

介護しやすい広いトイレも...。

 

問題は、

予算内の土地を探す事だけ...。

 

なんて思っていました。

 

ところが...


f:id:lavender38:20200205100059j:image

2018年9月に、

私に乳癌が見つかり、

 

私は、完治するのだろうか?

 

再発するとしたら、

何年後なのだろうか...?

 

再発を意識しながらも、

長野県の美しい山並みでの生活を、

 

漠然と、

夢見続けていました。

 

そして、

 

完治のための治療である、

標準治療を一年2ヶ月かけて、

乗り越えました。

 

ところが、その...

 

たった14日後...。

 

私に

脳腫瘍が見つかったのです。

 

ステージ3から、

ステージ4

になってしまいました。

 

数ヶ月前、

ハウスメーカーにお願いしていた、

 

長野県にある、

体験宿泊展示場に行く予定の日は、

 

ステージ4だと分かった、

まさかの、

翌日でした😅。

 

長野は、

 

何度も、

山登りに行ったり、

 

大好きな蕎麦屋がある場所。

 

キャンセルは、

考えませんでした。

 

その住宅は、

予想以上に、

温かく、快適な家で、

 

夫と二人だけで、

穏やかにすごしました。

 

そして、

色々考えました...。

 

住んだ経験の無い土地に、

 

癌をかかえ、

脳腫瘍も見つかって、

 

延命治療のため、

3週ごとに点滴を受ける事になる。

 

どこの病院に...?

 

ステージ4になってから、

誰一人知らない土地で、

新たな友人を作る時間があるのか?

 

そもそも、

長野県に住みたいと考えたのは、

 

夫と、

山登りして老後を楽しもう...。

 

と、二人で考えていたから。

 

それが叶わない長野に住む事に、

迷いが生じました。

 

夫に話すと、

 

夫は、

「どこに住みたい?

 どうしたいのか考えてみな...」

 

そう言ってくれました。

 

自分の心に問いかけました。

 

すると、

急に胸に押し寄せて来たのは、

 

私の両親のいる場所、

私の弟のいる場所、

楽しい思い出が沢山詰まっている故郷...。

 

(幸い、夫の故郷も同じなんです😄)

 

夫に、

「子供達のいる関東は?

 会う回数が減るよ。」

 

と、心配してくれました。

 

今まで通り、関東に住み続ける...?

 

夫の年老いた両親が大都会に住める?

 

それとも、

田舎で待たせる?

いつまで?

 

それは、無い!

 

と、

考えました。

 

故郷に帰ると、

子供達と会う機会が減るだろうなぁ...。

 

そう考えれと、

 

胸が、

ぎゅっと締め付けられました。

 

でも、

 

二人とも、

立派に育ってくれた。

 

私の子育ては、

 

ダメダメで、

お粗末なものだったかもしれない...。

 

でも、

 

子供達をいっぱい抱き締めて、

キスをして...。

 

うざいと、

思われていたかもしれないけど😁、

 

愛情を注ぎまくった...😆。

 

子供達は、

毎日毎日、 

伸び伸びと生活し、

 

夫と私を笑わせてくれました。

 

いつも、

幸せだった...。

 

大満足です。

 

子供達には、

私のために、

生きて欲しくない。

 

自分のために、

生きて欲しい。

 

夫は、

私の気持ちを受け止めてくれました。

 

はたして、

私に、田舎にもどる時間が残されるのか?

 

しばらく検査が続きます。

 

本当の決断は、

それからですね...。

 

長野の体験宿泊展示場に泊まった日は、

 

青空に恵まれ、

雪を被った、

美しい日本アルプスがのぞめました。

 

大好きな、

十割蕎麦も堪能...。

 

長野の雪山を、

肉眼で見れるのは、

 

これが最後になるかもしれない...。

 

そう思うと、

胸が締め付けられる思いがしました。

 

夫が、

「二人で登った山は、

 あれだよ!」

 

と、教えてくれました。

 

風景、建物、食べ物、人...

 

元気な時は、

 

またいつか会えるかも...

来れるかもしれない...。

 

そう、

思うからなのでしょう...。

 

寂しく感じたりしない。

 

これが最後かもしれない...。

 

そう、

意識した途端に、

 

全てがいとおしく、

切ない気持ちになります。

 

誰だって、

いつの日か、

 

あれが、

実は、見納めだったんだなぁ...。

 

と、気づく日が来るのだけど...。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

♥️ Cancer Gift ♥️

命のリミットを

強く意識すればするほど、

 

この世の、

ありとあらゆる物が、

美しく、大切に思える。