いつの日か必ず、大好きは場所、レストラン、友人とサヨナラする日がくる
こんにちはLavenderです。
今日は、
脳腫瘍が見つかり、
ステージ4になった...😭。
と、分かった翌日、
長野県に行って来た話です。
必ず、好きな風景、レストラン、友人とサヨナラする日が来る。
自分がまだ、
健康だと信じていた頃、
年老いて来た夫の両親と、
四人で暮らすために、
長野県の安曇野辺りに、
平屋の家を建てようと考えていました。
あっちこっちの、
住宅展示場を、夫と見て歩き、
あるハウスメーカーに
行き当たりました。
石川県に住んでいた頃、
夫の、
上手い誘いにまんまと引っ掛かり😅、
気づくと、
山登りが好きになっていました。
出来れば、
日本アルプスが家から望める、
長野県の安曇野辺りに家を...。
夫と、
美しい山並みや、
風景を楽しむ老後を夢見るようになりました。
そして、
小さくて良いから、
庭を持ち、
バラ、クリスマスローズ、
紫陽花やハーブの手入れをし...
ブルーベリーや、
ラズベリーをその場で摘まみたい...。
家は、
義母の足の事があり、
平屋にして、
車椅子で室内を移動出来るようにと、
考えていました。
手すりの位置や、
介護しやすい広いトイレも...。
問題は、
予算内の土地を探す事だけ...。
なんて思っていました。
ところが...
2018年9月に、
私に乳癌が見つかり、
私は、完治するのだろうか?
再発するとしたら、
何年後なのだろうか...?
再発を意識しながらも、
長野県の美しい山並みでの生活を、
漠然と、
夢見続けていました。
そして、
完治のための治療である、
標準治療を一年2ヶ月かけて、
乗り越えました。
ところが、その...
たった14日後...。
私に
脳腫瘍が見つかったのです。
ステージ3から、
ステージ4
になってしまいました。
数ヶ月前、
ハウスメーカーにお願いしていた、
長野県にある、
体験宿泊展示場に行く予定の日は、
ステージ4だと分かった、
まさかの、
翌日でした😅。
長野は、
何度も、
山登りに行ったり、
大好きな蕎麦屋がある場所。
キャンセルは、
考えませんでした。
その住宅は、
予想以上に、
温かく、快適な家で、
夫と二人だけで、
穏やかにすごしました。
そして、
色々考えました...。
住んだ経験の無い土地に、
癌をかかえ、
脳腫瘍も見つかって、
延命治療のため、
3週ごとに点滴を受ける事になる。
どこの病院に...?
ステージ4になってから、
誰一人知らない土地で、
新たな友人を作る時間があるのか?
そもそも、
長野県に住みたいと考えたのは、
夫と、
山登りして老後を楽しもう...。
と、二人で考えていたから。
それが叶わない長野に住む事に、
迷いが生じました。
夫に話すと、
夫は、
「どこに住みたい?
どうしたいのか考えてみな...」
そう言ってくれました。
自分の心に問いかけました。
すると、
急に胸に押し寄せて来たのは、
私の両親のいる場所、
私の弟のいる場所、
楽しい思い出が沢山詰まっている故郷...。
(幸い、夫の故郷も同じなんです😄)
夫に、
「子供達のいる関東は?
会う回数が減るよ。」
と、心配してくれました。
今まで通り、関東に住み続ける...?
夫の年老いた両親が大都会に住める?
それとも、
田舎で待たせる?
いつまで?
それは、無い!
と、
考えました。
故郷に帰ると、
子供達と会う機会が減るだろうなぁ...。
そう考えれと、
胸が、
ぎゅっと締め付けられました。
でも、
二人とも、
立派に育ってくれた。
私の子育ては、
ダメダメで、
お粗末なものだったかもしれない...。
でも、
子供達をいっぱい抱き締めて、
キスをして...。
うざいと、
思われていたかもしれないけど😁、
愛情を注ぎまくった...😆。
子供達は、
毎日毎日、
伸び伸びと生活し、
夫と私を笑わせてくれました。
いつも、
幸せだった...。
大満足です。
子供達には、
私のために、
生きて欲しくない。
自分のために、
生きて欲しい。
夫は、
私の気持ちを受け止めてくれました。
はたして、
私に、田舎にもどる時間が残されるのか?
しばらく検査が続きます。
本当の決断は、
それからですね...。
長野の体験宿泊展示場に泊まった日は、
青空に恵まれ、
雪を被った、
美しい日本アルプスがのぞめました。
大好きな、
十割蕎麦も堪能...。
長野の雪山を、
肉眼で見れるのは、
これが最後になるかもしれない...。
そう思うと、
胸が締め付けられる思いがしました。
夫が、
「二人で登った山は、
あれだよ!」
と、教えてくれました。
風景、建物、食べ物、人...
元気な時は、
またいつか会えるかも...
来れるかもしれない...。
そう、
思うからなのでしょう...。
寂しく感じたりしない。
これが最後かもしれない...。
そう、
意識した途端に、
全てがいとおしく、
切ない気持ちになります。
誰だって、
いつの日か、
あれが、
実は、見納めだったんだなぁ...。
と、気づく日が来るのだけど...。
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♥️ Cancer Gift ♥️
命のリミットを
強く意識すればするほど、
この世の、
ありとあらゆる物が、
美しく、大切に思える。