自分の悩みの大きさを、他の人の悩みと比較してしまう?

明けましておめでとうございます。

 

Lavenderです。

 

良ければ、

今年も、私のblogにお付き合い下さい。

 

今日は、

LINEで、年始の挨拶を送り、

その返信を受けて、

思った事です。

 

自分の悩みの大きさを、誰かの悩みと比較してしまう?

 

私は、5年ほど前から、

少しずつ、

新年の挨拶を、

年賀状から、LINEや、メールに

シフトしてきています。

 

今年は、

新年の挨拶と共に、

 

私が、去年一年間、

乳ガン治療に奮闘した事を友人全員に、

カミングアウトしました。


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本当は、

乳ガンが見つかったのが、

2018年9月末だったので、

 

一年前の年始の挨拶で、

乳ガンになった事を伝える機会はありました。

 

しかし、

その時、うち明けたのは、

数名の友人だけ。

 

2018年11月から、

抗がん剤治療がスタートし、

 

副作用のため、

体調が悪く、

 

沢山の長い文章を書く事は、

体力的にきついと言う事もありました。

 

しかし、

一番の理由は、

それではありません。

 

何人かに、

病気の事を伝えていたやさき、

 

仲の良い友人の一人に、

 

「死を身近に感じて、毎日泣いていた。」

 

と、話した時、

 

『私なら、そんなに、悲しく思わない。』

 

と、言われたのです。

 

あまりに、びっくりして、

「そうなんだ...。」

しか言えませんでした。

 

この事があって、

もう、他の友人に伝えよう...。

 

と言う気持ちに、

ストップが、かかりました。

 

頭の中で、

 

伝えた後、

どういう反応が反って来るのかを、

想像してしまいました。

 

「毎年健康診断に行っていたんでしょ?

 なんで、

そんなに悪くなるまで見つからなかったの?

 

なんで○○病院にしなかったの?」

 

もっと○○していたら、良かったのに...。」

 

などの、たられば話や、

過去の私の決断に対する質問が来たら、

 

非常に精神を消耗するだろうなぁ...。

 

たとえ、

どんなに、私の事を心配して

発した言葉であっても、

 

そのような質問や、

過去の、変えられない事への、

アドバイスは、

 

聞くだけで、

心がざらっとすると、思いました。

 

もう、伝える気になれませんでした。

 

2019年は、

抗がん剤→ハゲになる→手術→放射線

分子標的剤点滴と、

標準治療を走り抜けた一年でした。

 

このような中、

同じように、乳ガンの友人も出来ました。

 

Twitterも始めた事で、

乳ガンや、他の癌を患う仲間とも繋がり、

 

心が元気を取り戻して来ました。

 

今なら、

あまりされたくない質問にも、

たらればにも、耐えられるし、

返事ができそう...。

 

そう思い、

やっと、今年の年始の挨拶の年賀状、

LINE、メールで、

 

今までの話を友人達に、

知らせる事が出来ました。

 

すると、

私の、

LINEのタイムラインを

チェックしてくれている友人達から、

 

「全く気づかなかったよ...。」

 

「いつものように、

あっちこっちに出かけていて、

楽しそうで、

元気なんだと思っていた。」

 

との返事を寄せてくれました。

 

抗がん剤中も、ふさぎこむのは、

精神面から良くないし、

 

運動しないと体力が落ちる...。

との、思いから、

 

副作用で気持ちが悪い中でも、

 

極力外出して、

散歩したり、

珍しい物、綺麗な物に目を向け、

写真を撮りました。

 

その写真をLINEのタイムラインに載せ、

行った場所の記録と、

写した写真の話をupしました。

 

読み返した時、

体調が悪い事を思い出したくなかったので、

 

体調の事は、

一切書きませんでした。

 

それを、

寝込んでしまった時などに眺め、

 

楽しい記憶で、

自分を励ましていました。

 

なので、

 

私が乳ガンだと

知らせていない友人達が、

 

私の、LINEのタイムラインを

チェックしてくれていても、

知らなくて当然なんです。

 

そうなんです。

 

何かで、

知る機会が無い限り、

 

誰しも、他の人が抱えている悩みに

気づく事は無いんです。

 

仮に、

多少噂などで、

知っていたとしても、

 

その人の背景まで、

詳しく知らないまま、

 

私の方が大変...。

 

私の方がまだ、ましかも...。

なんて、

 

人と自分を比べるのって、

意味の無い事なんです。

 

乳ガンになり、私って可哀想😭。

 

あそこを笑顔で、歩いている、

私と同年代のあの女性は、

幸せそう...。

 

私は、不幸だ...。

 

なんて、

乳ガンになった当初、

よく思っていました。

 

私は、

あの女性の事を何も知りません。

 

過去に辛い何かがあったばかりかもしれない、

 

今も、何か悩みを抱えているかもしれない、

 

同じ病を抱えている人でさえも、

様々です。

 

20代なのか?70代なのか?

 

支えてくれる家族がいるのか、

いないのか?

 

子供が生まれたばかりなのか?

成人しているのか?

 

治療を受けるお金の心配がいらないのか?

不安なのか?

 

これをどうやって比較して、

自分の方が不幸...とか、

まだまし...とか、言えるのか...。

 

私が言った、

「死を身近に感じて、毎日泣いていた。」

に対して、

 

『私なら、そんなに、悲しく思わない。』

と返した友人の、

 

何を私は、知っていると言うのでしょう...?

 

私の夫の転勤で、

彼女と遠く離れ、

 

すでに、7年たっています。

 

3~6ヶ月程度の電話での彼女しか、

知らないのです。

 

私に言わなかったり、

言えなかった事が、

あったのかもしれません。

 

人の人生と、

自分の人生を比べる事自体、

意味が無いし、

 

時間と、精神の消耗につながり、

無駄なんだと、

やっと思えるようになって来た私です。

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♥️ Cancer Gift ♥️

人生通して、

悩みの無い人なんていない。

 

どの問題も、

その当事者にとっては、

最大の悩み。

 

それを、

自分の悩みと比べる事に、

意味は無い。

 

無駄な事に時間を費やすのは、

やめて、

 

自分の人生を輝かせる方に、

時間と心を使おう!