乳がんの私が受け取った暖かい気持ち
こんにちはlavenderです。
今日は私が乳がんになって辛かった時期に、
私にとってありがたかった言葉や、
態度、行動のお話です。
乳がんの私が受けとった暖かい気持ち
自分が乳がんだと分かった時、
死
この一文字が大きく、
私を占領して、
死にたくないよ・・・。
と、恐怖と悲しみで涙が止まりませんでした。
何をしても、どこにいても、
死の恐怖が襲って来ました。
そんな時、
一番、私の気持ちを救ってくれたのが、
夫です。
ギュッと抱きしめて、
私が、泣き止むまで、だまってそうしてくれる。
また、泣きだしたら、抱きしめてくれて、
泣きたいだけ泣かせてくれる。
一日に何度も何度も、
そうしてくれました。
この泣く・・・。という行為は、
私にとって、とても大切でした。
そして、抱きしめてくれることで、
私の辛い気持ちを、
夫が共有してくれているように感じました。
私の身体の中の苦しい気持ちが、
私から溶け出て、
夫の身体に流れて行くような感じでした。
実際、
私から受け取った悲しみや、
辛さで、
夫もすごく辛かったと思います。
そんな中でも、
すべき事はいろいろあります。
夫は、仕事の調整をしながら、
私の病院に付き添ってくれたり、
先生に尋ねる内容を整理したり・・・。
私が、
ただ悲しみと辛さに支配されて動けない分、
夫が私の気持ちを支えながら、
行動してくれました。
友達にも助けられました。
私のLINEを見て、
用事をキャンセルして、
すぐに会ってくれて、
どの病院を選べばのよいのか困っている事を、
LINEに書いていたので、
待ち合わせの喫茶店で会うやいなや、
彼女の友人が、乳がんの手術を受けた病院、
彼女の知人の娘さんが、
乳がんを受けた病院の、
良い点、悪い点をいろいろ話してくれました。
さらに、
そこは、彼女の行きつけの喫茶店だったので、
そこで働いている方にも、
乳がんで良い病院を知らないか、
うわさなども聞いてくれました。
悲しんでばかりいて、
時間を浪費するより、
まずは、一番大切なのは、
病院を決定し、
受診することが先決。
そのことを、
悲しみに縛られて、
動けなくなっている私の代わりに、
テキパキと検討できるように整えてくれました。
候補に上がった4病院の中から、
今の病院にする。
と、決めた後、
次に襲って来る不安は、
どんな治療が待っているのか・・・。
という事になるのを、
彼女は、わかっていて、
彼女の友人が、『今はもう元気にして、
人生楽しんでいるよ。』
と、前置きしたうえで、
その友人が受けた治療について、
たくさん語ってくれました。
そして、
『良い病院で、確かな治療をすれば大丈夫。』
と、言ってくれました。
彼女の言葉に大きな勇気をもらいました。
弟にも助けられました。
弟自身も、
ピロリ菌が原因と思われる胃がんを経験し、
もう7年以上たって、
完治しています。
死の恐怖を味わい、
そこから生還し、
サバイバ-になった弟の言葉の一つ一つが、
胸に沁みました。
そして、なにより、
年老いた両親の心のケアを、
共に考えてもらえたのは、
本当に助かりました。
ずっと続く長い治療の間、
私の事で、いつも不安になったり、
心配になったりするであろう両親のために、
時々、子供達を連れて行ってくれたり、
外に連れ出してくれたり、
定期的にしてくれています。
弟の奥さんも協力してくれて、
遠くにいる私は本当に助かっています。
姉弟って良いもんだなぁ・・・。
と、つくづく思います。
乳がんの告知を受けた直後の不安定な、
漠然とした恐怖の中にいる時期、
支えて欲しいのは、
心と、
その時すぐにとるべき行動
です。
私は、ありがたいことに、
大きな暖かい気持ちに支えられながら、
悲しく、辛い時期を乗り越える事ができました。
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💛 Cancer Gift 💛
大変な目に遭ったら、
どうにもならない事と、
コントロ-ルできる事を分けよう。
そして、どうにもならない恐怖や辛さは、
ただ泣かせてもらおう・・・。
荷物を少し背負ってもらおう・・・。
でも、コントロ-ルできる事は、
すぐに行動して終わらせよう。
その時も、家族、友人を頼ろう・・・。
そしていつか、元気を取り戻した時、
家族のだれかの、友人のだれかの力になろう。