癌告知直後の辛い時に読んだ本
こんにちはlavenderです。
今日は、
乳がんの告知を受けて、
泣いてばかりいた時期に私が読んだ本のお話です。
乳がん告知直後の辛い時期に読んだ本たち
乳がんの告知を受けた後、
不安と恐怖で、
泣いてばかりいた私ですが、
それでも、お腹がすくし、
毎日の生活は続いて行きます。
癌になっても、
直ぐに死ぬわけではないのだなぁ・・・。
なんて、あたりまえの事を思いました。
少しでも、気分転換しないと、
鬱になってしまいそう。
そう思い、
毎日買い物に行くようにしました。
いつも行く店の中に、
本屋さんがあるので、
この、やり場の無い気持ちを、
救ってくれるような、
本はないかと、探しました。
もう、手元には無いのですが、
つまり捨てたのですが・・・。
一冊目が、
題名さえ思い出せない本で^^;・・・。
癌になった人達の具体的な辛い経験が、
キリスト教の死生観を通じて心が救われた話が、
10名分ほど掲載された本でした。
人って、こうやって、
死を受け入れて行くのかぁ・・・
と、勉強になった部分はありましたが、
私の死生観とのギャップが大きく、
あまり参考にはなりませんでした。
次に読んだのが、
“ DEATH-死とは何か ”
です。
ずばりのタイトルですよね。
私は宗教心の無い方だと、
自分では思っていますが、
初詣に行ったり、
おみくじを引いたり、
神社や、お寺に行ったら、
お賽銭を入れて、
手を合わせるし、
車を買ったら、お祓いに行って、
車に貼るシ-ルを頂く話を、
昔、英会話のレッスン中に話したら、
『Lavender!そういう事をする人は、
宗教心がある。と、言うんだ。』
と、アメリカ人の先生に指摘されました。
そっかぁ・・・私は、宗教心があるのだと、
認識したしだいです。
この本から得たのは、
やっぱりね。
死んだら、
無
なんだよ・・・。
でした。、
なんだぁ・・・。
天国ってやっぱり無いのかぁ・・・。
パラダイスみたいな場所だったら、
死ぬのが怖くなくなるかもしれないのに・・・。
それが真実だなんて、
本当に無いなんて、
言えるのか?
って、思うけど、
あそこまでいろんな角度から、
仮説をたてて、検証して考えた結果だから、
まぁ、無いでしょうね・・・。
天国・・・。
で、死の恐怖から、
天国や、パラダイスが在ると思うことで、
逃れようとするのは、
断念しました。
そういう意味では、
乳房全摘出術のために、
入院していた時に読んだ、
“ かみさまは小学5年生 ”
という本は、
私の気持ちを軽くするのに、
全く役にたちませんでした。
んなわけないでしょう・・・。
と、突っ込みどころ満載でした。
次に読んだのが、
“ もしすべてのことに意味があるなら ”
この本は、
若くして乳がんになった、
鈴木美穂さんの経験が綴られています。
彼女が、
乳がんの告知を受けた時の、
心の状態の描写を、
自分の時と重ねながら、
泣きながら読みました。
この本には、
天国はあるよ。
なんて書いていません。
でも、
後悔の無い日々を生きる事が、
つらい気持ちを乗り越えるために、
一番大切で、
一番の特効薬なんだと、
教えてくれました。
そして、
マギ-ズ東京の存在を知ったのも、
この本のおかげです。
癌患者、その家族などが集い、
くつろぎ、語り合い、
自身の力を取り戻すための場所です。
私は、まだ行った事はありませんが、
こういう場所がある。
そう、知った事で、
辛くなったら、こういう場所もあるんだ。
と、安心感を持ちました。
この本を読んだ頃には、
私の乳がんの病状が分かり、
治療方針も固まりました。
鈴木さんのように、
前を向いて、
今すべき事をする。
それだけです。
だんだん気持ちが軽くなって来ました。
本の番外編というか・・・。
小説をひとつ紹介します。
“ どうせすぐ死ぬんだから ”
この本は、帯に書かれていた、
余命宣告された私にプレゼントされた本
という文句にひかれて買いました。
笑いました。
スカッとしました。
やっぱり、
人生って誰のものでもなく、
自分の物。
あの時、こうしていれば・・・。
と、過去を悔んだり、
いつの日か、こうする・・・。
なんて、
未来はどうなるかわからないのに・・・。
そんなのんきなことを言ってないで、
思い立ったら、今やろう。
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💛 Cancer Gift 💛
救いを求めるにも、行動しないと
見つからない、出会えない。
待ってないで、
行動しよう。
自分の人生です。
自分で考えて、
自分で選んで、
自分で行動して、
“今”という時間を生きる。