乳腺外科R先生との出会い～がんの治療方針決定

こんにちはlavenderです。

昨日は乳がんの告知を受け、

治療をM病院に決めるまでのお話でした。

今日は、主治医R先生にお会いし、

治療方針が決まるまでのお話です。

乳腺外科医師R先生による私の乳がんの治療方針決定まで

２０１８年１０月上旬

友人の言葉で、M病院にする。

と決めた私は、

翌日、夫と共にM病院に行きました。

R先生の第一印象は、

なんて若く、かわいらしい先生なんだろう・・・。

礼儀正しく清潔感のある素敵な女医さん。

こんなに若くて大丈夫？と主人は思ったようですが、

不安に押しつぶされそうな気分だった私は

先生の優しい雰囲気と、

同性だということで、

私の気持ちを分かってもらえそうで、

少しほっとしました。

しかし現実は厳しく、

健康診断で撮った画像を見た後、触診をしながら、

『残念ですが、癌ですね。

それに脇のリンパ節への転移も疑われます。』と・・・。

夫はメモ帳を手に色々と先生に質問をしてくれましたが、

私は、二人の言葉が全く耳に入って来ませんでした。

やっぱり癌なんだ・・・。しかも転移？

何年生きられるの？

そんなことばかり考えていました。

先生の話の後、その場で細胞を取る処置を受けました。

処置台に横になり、

バチンバチンという音を聞きながら、

この痛みは生きているからなんだよなぁ・・・。

と、ただ茫然として処置を受けました。

癌の種類や程度などの診断、

これからの治療について、

この日、はっきりするはずもなく・・・。

胃がひっくりかえるような不安と、

死の恐怖に怯え、

一日に何度も何度も泣く日々を過ごしながら、

検査検査の忙しい日々が始まりました。

なぜこんなに死にたくないのかなぁ・・・。

皆いつか死ぬのに。

死の恐怖を乗り越える方法は？

答えを求めて、本屋さんに行きましたが、

宗教心の無い私は、

どれを読んでも心が軽くなることはありませんでした。

この時期の私は、

忙しく検査のために移動したりしている時や、

寝ている時以外、

いつも心臓がバクバクしてしていて、

常に全身に力が入っていて、息苦しかった。

おそらく、死の恐怖から、

アドレナリンが出まくっていたんだろうなぁ・・・。

２０１８年１０月２７日

様々な検査のデ－タ－が揃いました。

R先生の診断です。

ステージⅢC。

左乳がん、

左リンパ節と、

左鎖骨周辺のリンパへの転移有。

治療方針は、

腫瘍が大きいので、

まずは抗がん剤でたたいて、小さくしてから手術。

抗がん剤で小さくならない場合もある。

という話もしていました。

乳がんが見つかった時受けた健康診断の結果が、

この日の１週間前にやっと郵送されて来ました。

(乳がんは、検診の時、触診で異常が見つかったので、

乳がんの診断だけ先に受けていました。)

胃バリウム検査で所見があり、

そのことをR先生に話すと、

治療がスタ－トする前に、

胃カメラの検査を済ませておくように。

あと、歯の治療と、

インフルエンザの予防接種を家族全員受けて。

とのこと。

(抗がん剤による副作用で、免疫力が落ちるので、

歯の治療ができなくなったり、

歯周病になりやすくなるためです。)

この日決まった抗がん剤投与日まで、

２週間無い！

胃カメラ検査が受けられる、

近くの個人病院を検索し問い合わせました。

癌の治療が始まる前に済ませたい事を伝えると、

２日後に時間外で検査を入れてくださりました。

異常なしでした。

先生、看護師さんに『治療頑張って！』と励まされ、

時間外だったので、カーテンも閉まり、

他の患者さんもいなかったので、

自然と涙が溢れてしまいました。

歯の治療についても、

抗がん剤治療までに、

治療しておいた方が良い歯を診て欲しいと、

３ヶ月に一度検診に行っていた歯科に問い合わせたら、

ここも、時間外ですぐに入れてくださり、

３回の治療でぎりぎり間に合わせてくださりました。

歯科医の先生が、

『深く削ったりは、しばらくは出来ないけど、

歯が舌に当たるとか、何か異常を感じたりしたら、

すぐに連絡してね。時間を作って診るからね。』

と言ってくださって、またまた涙が・・・。

私の癌の程度と、治療方針が決まった日から、

心臓のバクバクは収まり、

時々襲って来る不安で涙は出ましたが、

まだ治療ができる。

その事が前を向かせてくれました。

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💛　Cancer Gift　💛

苦しい時、辛い時の親切を、

素直にありがたく受け取ろう。

そして、いつかその恩を、

その人達に返す機会が無いのなら、

他のだれかに返そう。