親切を手渡す時、受け取る時、双方が心にとどめておくマナーがある

こんにちはLavenderです。

 

今日は、

お年寄りの人生相談に多い、

 

以前、こうしてやったのに・・・。

 

という類の話に触れる度に、

思う事です。

 

親切をする側にも、受け取る側にも、心にとどめておきたい、マナーがある

 

人に迷惑をかけているかも・・・?

と、思った時、

 

大抵は、

『〇〇してすみません・・・。』

と言ってあやまりますよね。

 

そして、迷惑を受けた側の多くは、

『いいえ、大丈夫ですよ。』

 

と返してしまいますよね。

 

その、

大丈夫ですよ・・・。

 

の答えの頭には、

『この一回きりだけなら、』

大丈夫ですよ・・・。

 

なのに、

『何回でも、大丈夫ですよ・・・。』

と、勝手に受け取っていませんか?

 

親切心からの、

大丈夫ですよ...。は、

一回限定です😅。


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かなり昔の話です。

 

久しぶりに会った友人と話していて、

こんな愚痴を聞かされた事があります。

 

彼女の子供と、

その子のお友達の習い事が、

一緒だったので、

 

ある日から、

 

車でその子の家に寄って、

その子をピックアップしてから、

 

習い事に一緒に行くようになったそうです。

 

最初はすごく恐縮されて、

毎回丁寧にお礼を言われていましたが、

 

だんだん何にも言わなくなり、

 

しまいには、

準備がまだだからと、

かなり待たされ、

 

そのせいで、

遅刻した事もあったそうです。

 

車だから、そのくらい・・・。

と自分から言い出した手前、

 

断りにくく、

惰性で続けている・・・。

と、後悔されていました。

 

どうすれば、

彼女は、自分から、

言い出した、親切心を後悔しないで、

済んだのでしょうか?

 

この話を聞いていたので、

 

その数年後、

息子がプールに行き始めた時、

 

お隣の息子さんもプールを始めたので、

一緒に車で送ってあげます。

 

という申し出を受け時、

 

友人の話を聞いていたので、

躊躇しました。

 

しかし、彼女の息子さんが、

 

私の息子と一緒なら行く!と、

言っているので、

 

乗ってくれると、

こっちが助かるから、ぜひお願い・・・。

 

と言ってくださって、

息子は、

週2回乗せていただく事になりました。

 

行く時間の10分前には、

準備を整え、家の前にいるようにし、

 

毎回お礼の言葉を伝え、

 

月に1回は、

必ず、ちょっとしたお菓子を買って、

 

改めて、

助かっている旨を伝えるようにしていました。

 

1年後には、

二人で自転車で行ってくれるようになり、

その車の送迎は、終わました。

 

彼女は、

その1年間をどう思っていたのかなぁ・・・?

 

彼女の、息子と私にしてくれた親切と、

私が返した言葉、態度、お菓子の質と量は、

 

同じだったのでしょうか・・・😓?

 

その感じかたは、

人によって違うのだと思います。

 

もしかしたら、

言葉と態度だけで十分で、

彼女にしてみたら、

お菓子は余計だったかもしれません😌。

 

冒頭の話に戻りますが、

お年寄りの、愚痴や、人生相談などに、

 

孫にお小遣いを一杯あげたのに、

大学生になったら、

全く家に寄り付かなくなった・・・。

 

渡したお小遣いの額に対して、

顔を見せに来る。

という見返りが

受け取れない事にたいする不満。

 

家を建てる時に、

かなり負担してあげたのに、

息子夫婦は、私達の面倒をみない・・・。

 

息子夫婦の家の購入時に、

出してあげた金額に対して、

老後の面倒をみてもらうという

見返りが受け取れない事に対する不満。

 

この手の話は、

お年寄りが良く立ち寄る、

コーヒーショップに行って、

 

本を読んでいたら、

5回に1回くらいの割合で、

耳に入って来ます。

 

愚痴を言っていた方は、

 

孫にお小遣いをあげながら、

これで、年に3回は、

顔を見せに来るだろう・・・。

 

とかって、

思いながら、渡していたのでしょうか?

 

けっして、そうではないと、

私は思うのです。

 

お小遣いをもらって、

喜ぶ顔を見るのがうれしい。

可愛い孫に、

「ありがとう!」って言われてうれしい。

 

ただ、それだけで、

嬉しかったのでは、ないでしょうか?

 

家を建てる時に、

まとまったお金を渡した方は?

 

老後の資金にと、蓄えていたお金で、

それを渡す代わりに、

自分達の部屋も用意してもらい、

老後の面倒も見てもらう。

 

という話合いが、

双方にあったのなら話は別です。

 

しかし、多くは、

老後の蓄えに余裕があり、

 

このくらいのまとまったお金を渡しても、

自分達の老後に支障は無いはず。

 

息子夫婦も助かるだろう・・・。

 

そんな思いで渡したのでは?

 

実際、

建てた家に泊まりに行かせてもらって、

嬉しそうに

家の中を案内する息子の笑顔に、

 

良かったぁ・・・。

親として良い事をしたなぁ・・・。

 

と、

その時は、

満足したのではないでしょうか・・・?

 

見返りを求めないで、

相手にメリットのある行いをするのが、

親切ですよね。

 

親切を行った人は、

実際何も受け取っていないのでしょうか?

 

困っているように見える人に、

声をかけて、お手伝いをし、

お礼を言われた後、

どんな気持ちになりますか?

 

嬉しいような、

誇らしいような気持ちになりませんか?

 

親切にした人も、

そう言う気持ちをちゃんと、

受け取っているんです。

 

だから、

見返りとして、受け取ろうなんて、

思っていなかったかもしれませんが、

 

受け取れていたはずの、

喜びや、満足感などが、

 

受け取れなかった場合、

 

損をした気分になり、

 

自分が親切心から、行った行為が、

もったいなく思えて、

 

損した気分になり、

腹が立って来るのかもしれません。

 

人は、手放した物を、高く見積もるそうです。

(又吉直樹のオイコノミアで、やっていました)

 

この場合、手放した物とは、

親切と言う名の、

お金、物、労力、時間...などでしょうか...。

 

誰かに、親切にする。

とても、美しい光景だし、

 

人間として、失いたくない行為です。

 

しかし、

親切を受けた側と、

親切を渡した側の双方が、

気持ち良くいられるためには、

 

やはり、

互いに、

相手を思いやる気持ちを持つ事が大切では?

 

親切を受け取る側は、

毎回、初めて受け取る時の様に、

 

相手に感謝する。

 

親切を手渡す側は、

自分が受け取った、

喜び、満足感に気づく事。

 

そして、

自分の負担にならないかを考えてみることが、

必要かもしれません。

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♥️ Cancer Gift ♥️

親切を受ける時、

もらって当然ではない。

感謝しよう。

 

親切にした時、

見返りを求めないのは、当たり前だが、

既に、感謝、喜びなどを、

受け取っている事を忘れてはいけない。

 

継続的な、親切は、

自分に負担の無い範囲で行う事。

 

見返りを期待する、

恩着せがまし行為は、

親切では無い❗