治療方針が決まり、抗がん剤投与がスタ－トするまでにすべき事

こんにちはlavenderです。

昨日は私の乳がんの程度と、

今後の治療方針を、

どのように年老いた両親に伝えたか、

までのお話でした。

今日は、治療の第一歩である、

抗がん剤投与がスタ－トするまでに、

すべき事のお話です。

抗がん剤投与が始まるまでにすべき事

２０１８年１０月２７日

M病院でR先生による私の癌の程度と、

治療方針が告げられました。

多くの検査は受けたものの、

依然と私の体の中で、

じわじわと増殖しているであろう癌細胞を、

やっと退治する時が来ました。

乳がんの宣告を受けてから、

すでに、まるまる一ヶ月もたっています。

この間、どこに行っても、何を食べても、

楽しくないし、美味しくない。

なんとか私を元気づけようと、

夫は、あっちこっちに連れて行ってくれたけど、

なかなか以前のようには笑えません。

それでも、もう、抗がん剤投与を受ける事は決まったし、

開始日も決まっている。

それまですべき事は、

まずは医療用ウィッグの用意です。

私が受ける抗がん剤は、

ほぼ確実に脱毛する副作用が出ます。

さらに、吐き気や、

倦怠感の副作用も出る可能性があるので、

投与がスタ－トしてからの準備は、

大変になる場合があります。

なので、ウィッグの準備を、

早めにしなければいけません。

M病院でいただいた数冊のパンフレットを見て、

近くのデパ－トにある二つの店舗で、

ウィッグを見せてもらいました。

長いの短いの、色々実際にかぶってみましたが、

どれも、気に入りません。

それもそのはず、

脱毛する・・・。という事が、

受け止められないままの私は、

ウィッグに嫌悪を感じてしまっていたのです。

値段を見て、

なんでこんなに高いの？

医療に関わる商品は高くても買うってか？

人の不幸を食い物にしてる・・・。

似合うって？

どうみても、

男の人が女装してるみたいじゃない・・・。

と、心の中で悪態をついていました。

そんな気持ちのままで、

自分に合うウィッグが、

決められるはずがありませんよね。

その日は、

人毛の配合割合と、

毛髪の長さとの関係による値段の違いを頭に入れて、

帰宅しました。

もう、投与日まで時間が無い。

このままでは、ウィッグの用意が間に合わなくなる。

翌日、

今度は、電車に乗って、

別のメ－カ－のウィッグを見に行きました。

昨日見た二つの店と比べると、

古臭いイメ－ジの店でした。

それに価格も

前日に見に行った店に比べたら少し安め。

見ていたら、

６０代後半くらいの店員が出て来ました。

『あら、どうされました？

　まずは、お話を聞かせてね。

　さっ、ここに座って。』

と、店の中にある、

ついたてで囲まれた場所の椅子を勧めてきました。

どこから話せば良いのか、戸惑っていると、

私の手の上に彼女の手をそっと乗せて、

『どこからでも良いのよ。話したいところ

　から話して。』

急に涙が溢れてきました。

「もうすぐ抗がん剤投与が始まるので・・・。」

『ここは、あたなのような方がたくさん来るのよ。

　最初は皆、泣くのよ。そして、ウィッグをかぶって、

　治療を受けて元気になるの。ずっとじゃない。』

そんな話を聞きながら、

自分が好きなウィッグを決めました。

そのウィッグの髪の色が私には明るすぎたので、

後日濃い茶色のウィッグを受け取り、

そのウィッグの、長い前髪を切って、

さらに私の好みに整えてもらいました。

あと、ウィッグをしていない時に

頭を保護するための綿の帽子を用意しました。

あとになって、

ネットで探せばよかったなぁ・・・。と後悔しました。

後々出会うがん友が、可愛い帽子をかぶっていて、

ネットで購入したと言っていたので・・・。

これで抗がん剤投与前の準備は完了です。

でも、私は、もう一つ行いました。

終活です。

抗がん剤で死ぬことは無いでしょうけど、

吐き気や、倦怠感で、

動けなくなることを想定し、

身体が動くうちに、

私の衣類、本、趣味の材料、

これまでの絵や、ステンドグラスの作品、

書き残した手帳類を捨ててしまおう・・・。

と、かなり捨てました。

物を減らそうとしても、なかなかできなかったのに、

この時は、こんな物を残された夫や、子供達は、

困惑するだろう・・・。

捨てるに捨てられなくなるにちがいない。

なら、自分で捨てておこう。

と、一気に捨てました。

⁂土日はブログはお休みします。⁂

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💛　Cancer Gift　💛

その人の立場になって考えてみることが大切。

想像力をはたらかせて、その人の気持ちに寄り添う。